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燕市長選に元市長杉山氏が出馬を表明、前回と同じ現職との一騎討ち濃厚spacer(2004.8.27)

元燕市長の杉山光映氏(72)=燕市小高・農業=は、27日午後2時から燕市廿六木3区の選挙事務所で会見し、29日告示の任期満了に伴う燕市長選挙に立候補することを表明した。ほかに現職の高橋甚一市長(68)=仲町=が4回目の立候補を表明しており、高橋市長の辞職に伴って昨年12月に行われた市長選と同じ両者の一騎討ちとなる可能性が濃厚。前回、わずか307票の少差で敗れた杉山氏にとっては雪辱戦となる。

燕市長選出馬表明で会見する杉山光映氏(左から2人目)

燕市長選出馬表明で会見する杉山光映氏(左から2人目)

会見には、杉山氏とその親類2人、杉山氏の掲示責任者の川上靖夫燕市議の計4人が出席した。

杉山氏は、産業界の有志から、地場産業を何とか立ち直らせてくれと強い要請を受けて「一生をかけて、少しでも燕市のためになっていきたいと覚悟して決めた」と出馬の決意を話した。

大きく3つの公約を説明する杉山氏

大きく3つの公約を説明する杉山氏

さらに、昭和46年の初当選から市議、助役、市長と長年の政治経験を生かしたいとし、公約として地場産業の活性化、農業の活性化、より夢のもてる合併の3つをあげ、それぞれについて具体的な方針や施策をじっくり説明した。

地場産業の活性化では、対中国との円滑な交流の重要性をあげ、構想として自身が燕・西蒲地区の後援会長を務める田中直樹参院議員や田中真紀子衆院議員の力を借りて中国・北京に地元の窓口の開設を掲げた。

農業では減反問題、合併では吉田、分水と合併後、さらに寺泊や弥彦との合併を進めて港のある町づくりなど、夢のある行政を行わなければならないとした。

また、当選したら1年半でしっかりと3市町の合併を果たしたうえで、新市の市長選にも「責任がありますから」と出馬する考えを示した。