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県央研究所が研究用に栽培した古代米を収穫(2004.9.1) |
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三条市吉田、(社)県央研究所(高野雅志理事長)は8月31日、研究用に栽培した古代米の稲刈りを子どもたちに体験してもらった。
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(社)県央研究所が研究用に栽培した古代米を農家の人と一緒に収穫する小学生
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昔は稲作の目的のひとつだった、わらの生産性を認識し、減反地での生産の可能性を探ろうと、同研究所は少なくとも250年間は神事用に栽培されたコメの品種「越前」の種もみを入手した。
今春、田植えして収穫期を迎えたが、子どもたちに古代米から何かを感じてもらえればと、同研究所そばの小学生に稲刈りの参加を呼びかけた。 20人ほどの小学生が参加の予定だったが、台風16号の接近もあって3人が参加。農家の人から手ほどきを受け、かまで120株ほど稲刈りした。 古代米は「コシヒカリ」の約1.5倍、高さ1m余りに育って穂を垂らした。家業の農業を継ぐと話す西鱈田小学校5年生の桑原拓也君は、慣れた手つきでかまを使い、「ふつうのイネより、葉の部分が細長い」など、違いをじっくり観察していた。
刈り取った古代米は、種もみを取って陰干しする。11月上旬ころに、7・13水害の被災地となった三条市の早期復興と再発防止を祈願したしめ縄を編み、三条市役所に奉納する計画だ。
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(社)県央研究所
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