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あさって5日、現職と元職の一騎討ちの燕市長選投票日(2004.9.3) |
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あさって5日は、燕市長選挙の投開票日。前回と同様、現職の高橋甚一氏(68)と元市長の杉山光映氏(72)の一騎打ちは、両候補とも産業振興と3市町の合併を中心に訴え、争点ははっきりせず、市長としての資質を問う選挙戦となっている。
高橋甚一氏(68) |
杉山光映氏(72) |
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昭和10年12月12日生まれ
職業:燕市長
住所:仲町4481-2
【経歴】
法政大学社会学部卒
昭和53年、燕市教育委員
平成2年、教育委員長
平成8年8月、市長選初当選
平成12年8月、市長選再選
平成15年11月、合併の住民投票の結果を受け辞職
平成15年12月 出直し市長選出馬、再選
【座右の銘】
誠心誠意
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昭和6年11月30日生まれ
職業:農業
住所:小高1216
【経歴】
新潟県立加茂農林高等学校卒
昭和46年5月、燕市議会議員初当選
(5期連続当選)
昭和62年10月、故南波憲厚市政のもと助役就任
平成2年市長選出馬、落選
平成6年6月、市長初当選
平成8年7月、公選法違反事件などで辞職
平成15年12月 出直し市長選出馬、落選
【座右の銘】
人は努力の二字に尽きる
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【高橋陣営】
高橋甚一氏は1日、燕市文化会館で個人演説会「新しいまちづくりを語ろう市民の集い」を開き、600人余りが参加した。
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1日、燕市文化会館で開かれた高橋氏の個人演説会
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燕市と合併を進める吉田町の泉光一町長と分水町の小林清町長も出席し、泉町長は限られた時間での合併作業は間もなく住民懇談会を開く段階で、「懇談会に臨むのは今の理事者でないと困ります」と強調、高橋氏、小林町長と3人で握手した。 高橋氏は決意表明で、政策では産業、高齢者福祉、教育、安全で安心な町づくり、合併などを訴えた。
「合併はわたしでなければ難しい」と、合併作業を一から進めてきた実績を強調。「わたしに再度、頑張る場所を与えてください。命がけで真剣になって頑張り、合併を成功させてよりよい燕市をつくっていく」と支援を訴えた。
【杉山候補】
杉山氏は8月31日から毎晩、1会場で個人演説会を開いており、31日に小中川公民館で開いた個人演説会には100人余りが参加した。
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8月31日、小中川公民館で開かれた杉山氏の個人演説会
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杉山氏は産業、合併、農業の活性化、高齢者福祉、教育などを訴えた。産業では、対中国戦略について、研磨の技術など燕の技術は世界一で、今後も品質で中国と勝負できるとした。 高齢者福祉では、特別養護老人ホームが満員で入居に何年も待たされ、入居前に亡くなる人がある現状では家庭が崩壊することを指摘した。 病院と特養の中間のような施設が必要で、「市民の意見を聞きながら、集約していい行政をやっていく」と支援を訴えた。
応援演説では川上靖夫市議が「ガス民営化を阻止してもらう」、友人代表の井島昭市さんが、今の3市町村の合併直後に、寺泊、弥彦も含めた合併をと話し「杉山さんが市長でなければできない」、田中直紀後援会西蒲燕地区幹事長の白倉賢一吉田町議が「本当に安心してついていける市長を」とそれぞれ支援を求めた。
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