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台風18号接近のフェーン現象で三条市は最高気温35.1度の厳しい残暑(2004.9.7) |
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7日の三条市は、台風18号の接近に伴うフェーン現象で35.1度まで気温が上がり、厳しい残暑となった。
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フェーン現象特有の濃いブルーの空と台風18号の影響が心配される穂を垂らした水田(三条市東裏館地内)
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三条地域消防本部の毎正時の観測では、明け方の最低気温は午前5時の20.5度で、同11時の31.6度と30度を超えて真夏日となり、午後1時に最高の35.1度を記録した。
ことしの台風の日本上陸は、今回で過去最多の7個目。前回は8月31日、台風16号が本県に最接近したが、今回も日本海を抜けるほぼ同じコースをたどっている。 前回の台風16号は、収穫前の農作物にも大きな被害をもたらした。イネは台風による熱と風で白穂現象が発生し、県内有数の果樹産地の大島地区では、収穫前のナシなどが落果し、ほかにも街路樹の葉が枯れる被害もあった。 JAにいがた南蒲大島支店では、台風18号の接近に備えて前回と同様、果樹生産者に果樹棚の補強や防風網の点検、収穫できる物は収穫してと台風対策を呼びかけた。
8月20日も台風15号の影響を終えており、週替わりのようにやってくる台風に「もう、落ちるのもねえて、勝手にしてくれ」とこぼす生産者もいる。
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