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架空交通事故示談金請求で三条市内の主婦が300万円を脅し取られる(2004.9.29) |
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三条署は29日、架空交通事故の示談金の請求で300万円を脅し取られたとして、三条市内に住む60歳代の主婦から詐欺の被害届を受理し、詐欺事件として捜査している。
28日正午ころ、被害者の家に男から電話で「警察官であるが、息子さんが事故にあった。示談するには300万円必要だ。相手の車に妊婦も乗っている。息子さんが泣きじゃくっているので元気づけをしてくれ。すぐに次の振込先に振り込んでくれ」と請求された。
これを信用した被害者は三条市内の金融機関に行き、電話の男が指定した銀行口座に300万円を振り込んだ。 その後、被害者宅に同じ男から電話があり「これから2時間後に家に行くから、それまで自宅に待機していてくれ」と連絡を受けたが、時間を過ぎても何の連絡もないことから不審に思い、息子に確認したところ、だまされたことに気づき、三条署に届けた。 三条署管内では、昨年9月からオレオレ詐欺や架空請求などの被害届を受理しており、今回を含めて昨年9月から1年間で累計12件、1,202万円の被害が届けられている。
三条署では、警察官が直接、現金を請求することは絶対にないので、架空請求なども含めて高額の請求があった場合には、詐欺を念頭に置いて家族など周りの人や警察署に相談してほしいと注意を呼びかけている。
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