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加茂市長が県立加茂病院の産婦人科の診療時間短縮、産科入院中止で抗議声明spacer(2004.10.2)

加茂市の小池清彦加茂市長は1日、県立加茂病院の産婦人科の診療時間短縮や産科の入院中止について会見し、県に対する抗議声明を発表するとともに、県知事選挙候補者6人に対して同病院産科の診療再開についての質問書を届けることを明らかにした。

県立加茂病院は、ホームページで10、11月と産婦人科の診療時間の短縮、産科の入院を行わないことを知らせている。

産婦人科は、これまで県立がんセンター新潟病院の医師が24時間交代で勤務していたが、1日から勤務を中止したため、分娩(ぶんべん)に対応できなくなり、産科の入院は不可能になった。

これについて小池市長は「一方的な県立加茂病院の廃止に向けた休診に対する厳重抗議について」と題した抗議声明を発表したもの。声明では「加茂・田上地域唯一の産科病院として、この地域の住民の安全と安心と幸福のためになくてはならない存在であり、県立加茂病院の中でも最も重要な診療科」と重要性を訴えた。

さらに、県が地元住民の意向を尊重せず、加茂市長との協議も行わずに産科を休診したのは、「廃止に向けた措置であることは明らかである」と指摘。

さらに平山征夫県知事が退職を前に休診の措置をとったことに強く抗議するとともに、産科の診療の再開を要請している。

この抗議声明とあわせて、県知事選の候補者6人に対して「一方的な県立加茂病院の産科の休診に際し、診療の即時再開を求める要望と貴台に対する質問について」と題した質問書を届けるとした。

質問は「県知事に就任されましたら、県立加茂病院の産科の診療を速やかに再開するご意志がおありでしょうか」のひとつ。

小池市長は、この日のうちに新潟市へ出向いて県庁に抗議声明、6人の候補者の事務所に質問書をそれぞれ届けた。

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