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松長小で市民474人が参加して燕市総合防災訓練(2004.10.3) |
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燕市は3日、燕市立松長小学校で平成16年度燕市総合防災訓練を行い、震度6弱の大規模地震災害を想定した実戦的な訓練に防火機関、関係団体や市民など474人が参加した。
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3日行われた平成16年度燕市総合防災訓練のバケツリレーによる住宅火災消火訓練
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午前8時45分に燕市北部地区で震度6弱の強い地震が発生。松長地区の各所で道路が寸断され、建物、ガス、水道、電気、通信などの施設に大きな被害があり、多くの住民が生活の手段を失った状態を想定して行った。
午前9時の災害対策本部設置訓練で始まり、広報車とFM放送による避難勧告広報、県消防航空隊や松長小学校児童が参加して学校火災避難誘導消火救出、レスキューバイク隊による緊急物資の輸送、住宅火災消火、給水・炊き出しなどの訓練を行った。
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エアーテントの展示
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また、たたんだ状態では1m四方のテントが空気を入れると子どもの遊具のようにふくらんで縦5m、横4m、高さ2.5mの大型のテントになる燕市消防本部のエアーテントも展示した。 住宅火災消火訓練では、火をつけた木製の小屋に各町内会の住民がバケツリレーで水をかけて消火。この日は雨降りだったが、そのなかでも盛んに燃える火と黒い煙にテントから遠巻きに見学する参加者も「すごいね〜」と驚いていた。
訓練の最後に高橋甚一燕市長があいさつし、先に三条市に大きな被害をもたらした7・13水害やことしの記録的な台風上陸をあげ、「災害は起きるものとして常日ごろから非常時の対応を話し合ってほしい」と災害を身近なものと考えるよう求めていた。
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