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三条市で2日、合併に関する住民説明会始まる(2004.10.3) |
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三条・栄・下田合併協議会の構成市町村はそれぞれ合併に関する住民説明会を開いており、三条市でも2日を皮切りに8日まで市内7会場で説明会を開いている。
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2日、三条市中央公民館で開かれた三条市の合併に関する住民説明会
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初日の2日は、午後7時から三条市中央公民館での説明会を開き、市から高橋一夫三条市長をはじめ関係部課長など12人、市民は年配の男性を中心に27人が出席。新市建設計画の概要版を基に新市建設計画と新市の行政サービスや住民負担に関する制度調整などを説明した。
高橋市長は、7・13水害で説明会が2カ月余り遅れたことから話した。合併はこれまで通り来年5月1日で変わらない。しかし、水害を踏まえて新市の防災対策を早期に強化し、防災無線の整備や五十嵐川、刈谷田川の改修の県への要望も新市建設計画に盛り込む考えを説明し、五十嵐川の抜本改修は「最重要課題」、「早急に実現させていかなければならない」との認識を示し、協力を求めた。
また、今の3市町村が合併しても、さらなる合併がなければ新潟市と長岡市にはさまれた県央地域の地盤沈下は避けられないとし、「3市町村で県央の中核となる都市をつくっていくことで、この地域の将来を考えた場合、大変重要なこと」と、県央地域の大同合併へのステップという見方を示した。
ほかに、3市町村の共通の課題である、ごみの消却処理施設、し尿処理施設、斎場の整備の3事業に合併特例債の限度額約274億8000万円の半分を充てることなどを説明した。
質疑では、新市建設計画の主要事業が計画する10年間に実現できるか、3市町村の職員の給与の統一化では市民感情に配慮してほしい、下田村のいい湯らていへの送迎を検討してほしいなどの質問や要望があった。
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