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三条かぐら鑑賞会に320人が来場(2004.10.4) |
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三条市教育委員会と三条神楽保存会(荻根沢歳男会長)は、3日午後1時から三条市中央公民館で第33回・平成16年三条かぐら鑑賞会を開き、県指定無形民俗文化財『三条神楽』32舞のうちの8舞を披露した。
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3日開かれた第33回・平成16年三条かぐら鑑賞会
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三条神楽は、神社の縁起や神話などを黙劇風に仕立てた出雲流の神楽。ふつうは5舞から7舞を伝えるものが多いなか、三条市内の6つの神社で32もの舞を保存することから、昭和38年に県無形民俗文化財に指定された。鑑賞会は、その神楽を毎年、演目を変えて披露している。
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地久楽の舞
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ことしも三条神楽を伝承する塚野目・白山神社、田島・諏訪神社、三条・八幡宮、大崎・中山神社、塚野目・白山神社、一ノ木戸・神明宮、保内・小布勢神社の6社が演舞。特別演奏として南小学校ふるさと太鼓クラブの児童30人が鬼踊り太鼓を演奏した。 南小学校は7・13水害で夏休みに練習できず、2学期から練習をそれまでの週2回から5回に増やしてこの日に間に合わせた。また、文化庁の16年度伝統文化こども教室実施事業として各神社の伶人(れいじん)が教育指導した稚児(ちご)23人による稚児舞も発表した。
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南小学校ふるさと太鼓クラブの鬼踊り太鼓
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出演児童の保護者をはじめ市民ら約320人が鑑賞。演目ごとに白山神社の五十嵐宮司が「上から見て時計回りが基本で、逆向きになる時を舞返しと言います」などと解説を加え、神楽を初めて見る人も興味深く鑑賞していた。
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