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加茂市長が加茂病院の産科の診療再開を求めて署名運動展開へ(2004.10.12) |
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小池清彦加茂市長は、12日午前11時から市役所で会見し、県立加茂病院の産科休診について平山征夫県知事に対してあらためて抗議声明を発表するとともに、加茂市として同産科の診療再開を求める署名運動を行うことを明らかにした。
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記者会見する小池加茂市長
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県立加茂病院が10、11月と産婦人科の診療時間の短縮、産科の入院の受け入れを行わないことに対して、小池市長は1日、抗議声明を発表。あわせて県知事選挙の候補者6人に対し、県知事に当選した場合の県立加茂病院の産科診療の速やかに再開する意思を確認する質問書を届けた。
まず8日までに届いた県知事選候補者の回答について「速やかに再開したいと考えている」、「速やかに診療を再開することが必要」、「今後、真剣に対応していく」、「最大限の努力をしていく」などおおむね前向きな内容だったことを説明した。
小池市長は前向きな回答に感謝しながらも、回答のニュアンスに違いがあり、公約だけではわからないとし、さらに誰が当選しても、加茂市として同産科診療再開を要望する署名運動を展開することを明らかにした。 また、新たに抗議声明を発表、「新潟大学医学部の懸命な協力を拒否し、加茂市民を欺いて、加茂病院の産科を閉鎖した平山知事に対する再度の厳重抗議」と題した。 9月に小池市長が直接、平山知事に加茂病院産科を休診しないよう要望したときに知事は「新潟大学が医師を出さないので、診療を続けることができない」と答えたと言う。
しかし、新大医学部関係のトップから得た情報では、加茂病院産科の診療継続を懸命に県に働きかけていたと聞き、平山知事との食い違いを指摘。声明文では「加茂市民を欺いて、存続させることが可能な加茂病院産科を、みずからの退職の道連れとして閉鎖したことに対し、強い憤りを以て断固抗議し、同産科の即時診療再開を強く求めるものである」と訴えている。
加茂市は12日、再度の抗議声明を平山知事や副知事、病院局、県議会などにあてて市職員が県庁に直接届け、ほかに、県選出の国会議員や県内の全市町村長などに郵送する。また、県知事選候補者の質問書に対する回答と再度の抗議声明は、加茂市のホームページに全文を掲載した。
■関連リンク
加茂市公式ホームページ
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