審査員:日本美術院院友・県美連理事・新潟市美術協
渡辺富栄
画かれた主題に片寄りがなく、描き方も多様で、しかも50号という大作が多く充実した作製ぶりがうかがわれました。
・市展賞「静寂」 野嶋フミイ
構図・色彩とも素晴らしく、静かな心洗われる作品に仕上がりました。技術的にも完成度の高いものを感じました。
・新潟日報美術振興賞「地」 佐々木喬 何気ない見過されそうな竹の切株を見つめ、色彩に統一感を持たせた見事な作品です。 ・奨励賞「年輪(弁慶腰掛の松)」樋口寿夫 老松の肌の表現と構図が上手く合って迫力ある作品になりました。 ・奨励賞「琴のしらべ」 山宮優子 色彩が柔らかく作者のやさしい人柄がしのばれます。 ・奨励賞「パルム遠望」 斎藤四郎 遠近感がうまく表現され広々とした空間が感じられます。 ・奨励賞「お姉ちゃんと一緒」 早川アキ 水墨画の作品が何点かありましたが、この作品には画面の密度と家族のぬくもりを感じました。 ・奨励賞「水無月の詩」七里シズエ
紫と緑の画面に黄色の花びらが効果的です。
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