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7・13水害の被災地、三条市嵐南地区で行われた復興を願う三条熾盛祭(2004.10.19) |
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三条商工会議所青年部(山井太会長)が17日、7・13水害で被害を受けた嵐南地区を会場に三条市の復興の起点にと願いを込めたイベント、三条熾盛祭(しせいさい)を行い、大勢の市民でにぎわった。
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17日行われた三条熾盛祭のメーン会場、(株)コロナ駐車場
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(株)コロナ駐車場をメーン会場に原信四日町店、パール金属、高森コーキの駐車場でさまざまなイベントを行った。
メーン会場では、三条市の企業や団体、個人など40店以上が出店した青空熾盛市や木工ちびっ子広場、らくがきコーナー、水害写真展、下田村雨生大蛇祭、ステージイベントなどを行った。
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今も土のうが積み上げられた堤防決壊現場でおはらいを行って大蛇が出発
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市外からも家族連れが訪れ、被災地でボランティア活動を行った北海道から訪れる人もいた。
復興を願う大がかりなイベントは下田村雨生大蛇祭。俵状にしたわらでできた長さ40m余りの大蛇が田島橋からコロナ駐車場まで練り歩き、最後は火をつけて昇天、熾盛祭のフィナーレを飾った。
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被災地を練り歩く大蛇
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大蛇を燃やして昇天を見送る
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下田村・八木神社で神事を行って三条入りした大蛇は、午後3時に曲渕の五十嵐川堤防決壊現場で、高橋一夫三条市長も参列しておはらいをして、午後4時に決壊現場でおこした火をトーチにともした熾盛リレーとともに田島橋を出発した。
下田村の若衆ら100人余りが大蛇を担ぎ、「こいや、こいや」の威勢のいい掛け声と太鼓の音が響くと、近所の人も沿道に出て大蛇を見物。ようやく家の工事が終わったと言う曲渕地内の60歳代の主婦は「若い人たちが来てくれて、おはらいまでしてくれたんですか。ちっとは元気になるかな」と、威勢のいいイベントを喜んでいた。
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矢代秀晴コンサートでフィナーレ
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午後5時半過ぎからフィナーレ。薄暮のメーン会場わきで大蛇の胴体を燃やして天に昇る大蛇を見送った。さらに、熾盛リレーの火を使って鍛冶のアトラクションを行い、矢代秀晴コンサートで矢代さんが水害をモチーフにつくった曲「7・13」を歌って復興を祈念し、新しい三条市のまちづくりに向けてスタートを切った。
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