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三条市都市計画審議会が三条市上保内のリサイクル工場の破砕施設増設で三条市長に答申(2004.10.19) |
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三条市都市計画審議会(箕輪幸彦会長)は19日、高橋一夫三条市長から諮問を受けた「一般廃棄物処理施設の用途に供する特殊建築物の敷地の位置について(建築基準法第51条ただし書き)」を審議、答申をまとめて高橋市長に答申した。
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19日開かれた三条市都市計画審議会で破砕施設の増設を計画する三条市上保内地内のリサイクル工場について答申
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太誠産業(株)=東京都豊島区=が上保内地内でペットボトルなどの再商品化業務を行っている三条リサイクル工場の容器の破砕処理施設を増設することになったのに伴って諮問したもの。
同社は市町村が分別したペットボトルやプラスチック製容器包装の再商品化や三条市などが分別収集したごみの選別、破砕、梱包し、再商品化する再生処理する事業を行っている。 三条リサイクル工場の破砕機は、1日8時間で1.6tの処理能力があるが、新たにその10倍、1日16tの処理能力をもつ破砕機を増設することになり、処理能力は合計17.6tになる。 同施設は一般廃棄物処理施設に該当し、建築基準法第51条ただし書きの「特定行政庁が都市計画審議会の議を経て、その敷地位置が都市計画上支障がないと認めて許可した場合は新築または増築が可能」の適用を受ける。 審議会には委員18人のうち15人が出席。事務局は、6月17日に開いた地元説明会では地元から反対意見はなく、生活環境影響調査では大気汚染、騒音、道路交通騒音、振動、道路交通振動、悪臭などの環境に対する影響もなかったことを報告した。 「生活環境に影響があるだろうということから審議会を開いたと思うが、同様施設で問題などの報告はあるか」との委員の質問に、事務局は「県内は三条市と村上市の2カ所にしかなく、支障の有無は聞いていない」と答えた。
審議の結果、答申は諮問の原案通り、位置を三条市上保内地内、用途をプラスチック製容器包装廃棄物の再生処理施設とすることを決め、会長職務代理の横山敏夫副会長から高橋市長に答申書を手渡し、30分余りで閉会した。
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