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3日10時から加茂川の下川原橋下河川敷で第17回加茂川鮭感謝祭(2004.11.2) |
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加茂市の加茂川漁業協働組合(相川義弘組合長)は、3日午前10時から加茂川の下川原橋下河川敷で第17回加茂川鮭感謝祭を開き、加茂川で捕ったサケで鮭鍋などを調理して無料でふるまうので、大勢の来場を呼びかけている。
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ウライが仕掛けられた下川原橋下河川敷
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加茂川を上ってきたサケを捕ってサトイモやダイコンと煮込んで鮭鍋にし、先着約100人に無料でふるまうほか、アユやヤマメ、イワナ約500匹も炭火で焼いて無料で味わってもらう。
また、同農協が味付けしたイクラも販売する。なくなったら終わるが、毎年、昼前にはなくなっているので、まさに早い者勝ちだ。
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加茂川を上るサケ
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母なるふるさとの加茂川を目指して厳しい環境を生きるサケを市民とともに迎えようと毎年、感謝祭を開いている。ことしは会場に新潟県中越地震の義援金の募金箱も設置する。 同漁協では加茂川改修に伴って20年以上前からサケのふ化放流事業を始め、近年は毎年、約100万匹のサケの稚魚を放流し、一昨年は7,500匹、昨年は6,500匹を捕獲した。 下川原橋の上流側にタケ製の「ウライ」を仕掛けてサケを捕る。ことしは10月4日から遡上(そじょう)を確認、1日までに約300匹を捕獲している。
ほかにも同漁協では、山への植林、河内草樹木の撤去や環境保護、子どもたちの河と魚の遊び学習なども行っており、「健康な川と魚族生物を取り戻し、次の世代に引き継ぐこと」を願っている。
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