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水害で避難所になったソレイユ三条、水害復興祈念感謝祭は大にぎわい(2004.11.8) |
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三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」(長谷川トミエ館長)は7日、同ホームで水害復興祈念感謝祭を開き、同ホームを利用する若者が主体となって、7・13水害で被災した地域の人たちにミニコンサートやカレーライスを無料でふるまうイベントを行った。
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ソレイユ三条で開かれた水害復興祈念感謝祭でカレーライスの無料サービス
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イベントは、ミニコンサート、もちつき大会、カレーライスやコーヒーの無料サービス、お茶席、紙芝居、空手演舞、アームレスリングなど同ホームの講座やサークルで行ったものをはじめ、よさこいソーラン、大島ぐっつらぁ市、市民夕市、万代太鼓、全国から三条市に届いた救援物資を配布したこまごま市など盛りだくさんだった。
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コンサート
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被災地を中心に小さな子どもから年配の人まで大勢の市民が訪れ、イベントを楽しんだ。 南四日町の自宅が浸水し、仮設住宅に住んでいる60歳代の女性は、同ホームへ毎日、炊き出しをもらいに来て「若い人たちばっかりの集まる場所だと思っていたけど、来やすくなりました」。 被災後、自宅はまだ何も手をつけておらず、仮設住宅では物音ひとつにも隣室に気を使う、それでも住むところがあればこそと、さまざまな支援に感謝していた。
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喫茶室は座る場所もないほど大にぎわい
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同ホームも水害で床上浸水し、体育館を含めて1階の床を張り替え、10月末、全面的に復旧した。毎年、今の時期に「ソレイユ祭」として文化祭を開いているが、ことしは水害からの復興を願って復興記念感謝祭に代えて開いた。テーマは被災者支援や地域の助け合いの輪を広げようと、「深めよう地域のたすけあいの『和』」。 長谷川館長は、新潟県中越地震の発生で復興祈念感謝祭の中止や延期も考えたが、三条市も復興途中でこれからも支援が必要なことから、1日も早い復興を願おうと開くことに決めたと言う。
また、「助け合いの和」を広めようと新潟県中越地震の義援金に充てる募金箱を設置。また、同ホーム利用者は被災地でボランティアを行う計画だ。
■関連リンク
三条市勤労青少年ホームソレイユ三条
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