仮設住宅に住む震災被災者へ燕製品の家庭用品を

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(2004.11.11)

新潟県中越地震の被災者が仮設住宅での生活を始めるのに必要な家庭用品を救援物資として届けようと、燕市と燕商工会議所は市内の事業所に鍋やスプーンなど9品目の燕産地製品の寄付を呼びかけ、10日からJA燕市小池ライスセンターで搬入を受け付けている。

燕市と燕商工会議所が新潟県中越地震の仮設住宅に住む被災者への救援物資を受け付け、搬入が始まったJA燕市小池ライスセンター

燕市が救援物資を募集するのは、阪神・淡路大震災のとき以来2回目。9日付で燕市長と燕商工会議所会頭の連名で救援物資募集の案内文を会議所会員事業所などにファクシミリで送信した。

募集期間は10日から16日までのうち土、日曜を除く5日間、午前9時から正午までと午後1時から4時まで受け付ける。募集物資は片手鍋、両手鍋、フライパン、包丁、キッチンツール、湯わかし、デザートスプーン、デザートフォーク、コーヒースプーンの9品目で、それ以外は持ち込む前に燕市などへ問い合わせる。

救援物資の段ボール箱が山積み

搬入は同一商品ごとに段ボールに梱包し、数がわかるように表示し、「救援物資一覧表」に明細を記入する。

初日10日は、(株)エムテートリマツ＝燕市物流センター2＝1社が鍋や包丁など段ボール箱8箱分を搬入。11日は午前10時までに和平フレイズ(株)＝同＝が鍋約1,000個、フライパン500個、まな板300個など段ボール箱100箱を持ち込んだ。

寄付された救援物資は、集まった量や被災地の仮設住宅の建設状況などによって、送り先や時期を検討する。燕市では多くの事業所の協力を呼びかけている。問い合わせなどは、燕市役所商工振興課（電話：0256-63-4131）か燕商工会議所（電話：0256-63-4116）へ。