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サッカースペインリーグ所属アイマール選手が三条市と県に約100万円ずつの義援金(2004.12.4) |
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サッカーのスペインリーグの強豪チーム、バレンシアCFに所属するMFパブロ・アイマール選手(25)は、このほど7・13水害と新潟県中越大震災の義援金として、三条市に103万円余り、新潟県災害対策本部に100万円、計200万円余りを寄付した。
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三条市と新潟県に約100万円ずつ寄付したパブロ・アイマール選手
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三条市に103万3906円、新潟県災害対策本部にちょうど100万円をそれぞれ11月26日に送金した。
アイマール選手は昨季、司令塔としてバレンシアCFをリーグ優勝に導き、アルゼンチン代表も務める一流選手として知られる。
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アイマール選手から届いたファクシミリ
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8月に新潟スタジアムでバレンシアCFとアルビレックス新潟の親善試合が行われた。アイマール選手も来日し、けがで出場機会はなかったが、そのときに三条市が7・13水害で大きな被害を受けたことに心を痛め、関係者に義援金を送りたいと相談した。
アルゼンチンが生んだスーパースター、マラドーナと同様、アイマール選手もスラム出身のこともあり、子どもたちに夢を与えたいと、自身が愛用するブレスレットと同じものを「アイマール基金グッズ」として販売し、アルゼンチンの病院へ寄付をしている。
そのブレスレットを新潟でも販売し、収益の一部を義援金に充てたもの。収益の集計中に今度は10月23日の新潟県中越大震災が発生したため、三条市と新潟県に寄付することにした。
アイマール選手は、「大洪水がもたらした被害者や数々の家族の悲嘆を忘れさせるものはまったく存在しませんが、わずかでも救済金でこの悲惨な事故で家族を失ったいずれかの子どもを援助できることを願います」とコメントしている。
三条市にファクシミリで届いたコメント全文の日本語訳は次の通り。
わたしにとって日本は特別な国です。日本人の礼儀正しさと生き方、今までにわたしに示していただいた尊敬と愛情、わたしが感嘆する国民であること、そして東洋だけでなく、西洋の国々を見ても手本だとすべき国のひとつと思うからです。両国の連帯感を生かし、ことしの夏の新潟三条市水害の影響をこちらから少しでも和らげることを望んでいます。そして、わたしができる限り、皆さんが必要なときにお手伝いをさせていただきます。大洪水がもたらした被害者や数々の家族の悲嘆を忘れさせるものはまったく存在しませんが、わずかでも救済金でこの悲惨な事故で家族を失ったいずれかの子どもを救助できることを願います。
また、不幸は単独では訪れないものだと言われます。ここにあらためて中越地震災害の被災者への救護、それから一致団結と希望のメッセージを送らせていただきます。このように今まで作りあげてきた絆(きずな)をさらに深め、また、近いうちにお会いする機会が来ることを願っています。良いときでも悪いときでも、わたしをはじめ、バレンシアサッカークラブは、できる限り新潟の人々と心はひとつです。
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■関連リンク
Valencia Club de Futbol - Web Oficial(バレンシアCF公式サイト)
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