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小池加茂市長が自衛隊の派遣延長の撤回を求めて政府へ意見書(2004.12.9) |
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小池清彦加茂市長は8日、イラクへの自衛隊派遣の期間延長について会見し、政府に対して派遣を延長せずに撤退を求める意見書を発送したことを明らかにした。
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会見する小池加茂市長
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意見書はA4判、6ページで、「元防衛庁教育訓練局長・防衛研究所長」と「新潟県加茂市長」の肩書きを併記。小泉純一郎内閣総理大臣をはじめ、すべての閣僚と全国会議員に発送した。 要旨は、10月に発表された新しい防衛計画の大綱の基本となる「安全保障と防衛力に関する懇談会の報告書」を危険なもので、自衛隊のイラク派遣期間を延長せず、隊員全員が無事なうちに撤退を行う勇気ある決断をと求めている。 報告書については、対米追従海外派兵を自衛隊の本来任務として恒常化する一方、わが国の防衛力を大幅に縮減して対米防衛依存度を高め、その結果、ますます日本を「アメリカのポチ」にすることになる極めて危険なものとし、良好な日米関係の維持にも好ましくないとしている。 また、自衛隊派遣の延長は、サマワの自衛隊基地に信管を抜いた砲弾の着弾もあり、危険な状態として「自衛隊員に対する愛情を根本とされ、また自衛隊員以外で、すでに5人の犠牲者が出ていることにも思いをいたされ、勇気ある決断を」と撤退を求めている。 小池市長は、国の報告書について、日本の命運を決するものになる防衛計画の大綱の作成の基本となるもので「日本国民一人ひとりを不幸にし、国を滅ぼすことになる」と憂えた。小池市長の意見書は加茂市のホームページに全文を掲載している。
■関連リンク
加茂市公式ホームページ
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