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三条市内6カ所の水害の仮設住宅にモミの木のイルミネーションがともる(2004.12.14) |
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(社)燕三条青年会議所(韮沢拓理事長)は、13日午後5時から三条市月岡地区の7・13水害の被災者用仮設住宅の敷地でクリスマスツリーの点灯式を行い、三条市内6カ所の仮設住宅地に1本ずつ植えたモミの木にイルミネーションの希望の明かりをともした。
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三条市月岡地区の7・13水害の被災者用仮設住宅にともったモミの木のイルミネーション
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モミの木やイルミネーションの飾りは、上部団体の(社)日本青年会議所と同新潟ブロック協議会が中越地震の大震災と7・13水害の仮設住宅設置地区に贈ったもの。
市内6カ所の仮設住宅に合わせて300世帯近くが入居しており、そのなかで最も多い150世帯余りが入居する月岡地区で点灯式を行った。 関係者のほかに仮設住宅の入居者や近所の子どもたちなど数十人が集まり、7・13水害で亡くなった人に黙とうをささげたら、いよいよ点灯だ。
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集まった子どもたちにあふれる笑顔
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「さーんっ、にーっ、いーちっ!」と声を合わせてカウントダウンをしてイルミネーションを点灯。無数の光に包まれたモミの木のシルエットが闇の中に浮かび上がると同時に集まった人たちの笑顔もほのかに照らしだし、「きれい!」「ありがとう!」と大きな歓声と拍手がわいた。 韮沢理事長は「ささやかですが、クリスマスツリーを点灯することで、子どもたちの心の支えになってくれれば」とあいさつした。 高橋一夫三条市長は、「この光は、三条市の復興の光だと感じている。いずれクリスマスツリーの灯(ひ)は消えていくが、皆さんの心の中にともされた灯は復興への願いの灯」と被災者や仮設住宅の入居者をねぎらい、励ますとともに、同青年会議所の心配りに感謝していた。
イルミネーションは来年1月15日まで、各仮設住宅で午後5時から10時まで点灯する。
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社団法人燕三条青年会議所
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