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[NUM総合講座レポート・12/8]北村泰作(株)北村製作所取締役社長(2004.12.18) |
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平成16年12月8日
テーマ:「私の経営」
講 師:(株)北村製作所 北村泰作取締役社長
今回は株式会社北村製作所の北村泰作社長から「私の経営」というテーマで講義を受けました。
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新潟経営大学2年真柄聡一郎さん
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北村製作所は1945年からバスを製造していましたが、15年位前に業種転換されたそうです。北村社長は創めるのは簡単で撤退するのが難しいとおっしゃっていました。私は、逆で創めるのが難しくて辞めるほうが簡単だと思いました。
北村社長は、バスを作る時の技術を活かし、その技術(溶接・電気)を使うことが新しい製品を作る支えになるのだとおっしゃっていました。北村製作所では大きく分けて3つの事業領域(車両・通信・超音波洗浄)にその技術を活かし、企業のコアコンピタンスの重要性を話されていた。そしてこの話の重要なのが事業ドメインでその領域から外れてしまうと失敗するといっておられた。
北村製作所はバスから始まり通信・超音波洗浄も全て「ハコ」というドメインで統一されその「ハコ」の中に技術=溶接・電気が詰まって支え、関連多角化で成功している例だと思いました。
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北村泰作北村製作所取締役社長
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また、経営理念として、企業の社会貢献、つまり社業の目的が社会に受け入れられること、適正利潤は、企業が永続し社会的責任を果たすものである点を強調されていました。
そして、最後に北村社長は50年後にやってくるであろう世界人口3割減という環境変化を頭に入れて経営を行うことが大事である。尚且つ積極的に行動し、ともかくやってみる。そして失敗から学ぶことが「経営」であると言っておられた。
■関連リンク
新潟経営大学
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