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「暮れ」の男子茶遊会の市民呈茶席に200人参加(2004.12.19) |
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三条市を中心に茶道をたしなむ男性だけでつくる男子茶遊会(若穂囲明会長・13人)は19日、三条市丸井今井邸で第18回市民呈茶席を開き、年の瀬の日曜のひととき、約200人が「暮れ」をテーマにした茶席で過ごした。
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19日、三条市丸井今井邸で「暮れ」をテーマに開かれた男子茶遊会の第18回市民呈茶席
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気軽に茶を楽し場をと年4回開いているが、今回は水害や地震の影響で5カ月ぶりに開いた。好天にも恵まれて待ちわびた常連や子ども連れの客が切れ目なく、ふだんより50人近く多い200人が訪れた。
今回のテーマは「暮れ」。天災の相次いだ年と縁を切り、希望のもてる新たな年を迎えようと意味から、床の間に「関」の書の茶軸を下げた。
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待合いでふるまった年越しそば
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香合は来年のえとの酉(とり)で、水差しは宝袋の形、棚は寿棚など、めでたい道具組。待合いでの待ち時間も退屈させないよう、汲出し(くみだし)代わりに早めの年越しそばをふるまった。そばは会員がこの日の早朝から今井邸で打った。
市内から参加した女性は「師走のばたばたしているなか、自分の空いた時間に茶席にくることができて、おそばまでいただけて、息抜きができました」と話し、ゆったりと流れるひとときに時間を忘れていた。
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男子茶遊会
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