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年末年始商戦を前に三条地域消防が大型店の特別警戒spacer(2004.12.20)

年末年始商戦のかき入れ時を前に三条地域消防本部(堀内俊夫消防長)では、ことしも12月中旬から三条市内の店舗面積1,000平方メートル以上のスーパーなど物品販売店33店を対象に特別警戒を行っている。

県央地域地場産業振興センターで特別警戒を行う三条地域消防本部職員

県央地域地場産業振興センターで特別警戒を行う三条地域消防本部職員

年末年始のスーパーや量販店は商品のストックが増え、避難経路や通路に商品がはみ出しがちになる。避難経路が確保されていない状態で火災が発生すると、被害の拡大を招く恐れがあるため、毎年、この時期に特別警戒を行っている。

とくに、ことしは先にディスカウント店「ドン・キホーテ」の埼玉県の店舗で3人の死者が出る放火事件があったばかり。惨事に至った原因のひとつに同店の圧縮陳列があげられており、あらためて店舗の安全確保が求められている。

国からの指導強化の要請もあり、例年、指導係職員が2人1組で各店を回っているが、今回は消防隊の2人も加えた4人1組で行っている。

20日に訪れた県央地域地場産業振興センターでは、防火シャッターの下に障害物はないか、避難の障害になる荷物や商品が置いていないか、誘導灯が見えにくくなっていないかなどを職員と一緒に売り場を回って点検、注意を促した。