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「冬至」の21日、三条市は最高気温5.9度のこの冬いちばんの冷え込み(2004.12.21) |
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一年で最も昼が短い「冬至」だった21日、冬型の気圧配置となって県内は冷え込みが厳しく、三条市でも夕方までの最高気温は5.9度にとどまり、この冬いちばんの冷え込みとなった。
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「冬至」の21日、浴槽にユズを浮かべてゆず湯を準備する高砂の湯
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三条地域消防本部の午後4時までの毎正時の観測では、最高気温は午前5時の5.9度。日中は5度を割る冷え込みで、最低気温は午後4時の4.1度だった。
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見ているだけで体が温まってくるような高砂の湯の冬囲い
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厚い雲が覆う冬空で北西の風が冷たく、瞬間最大風速は午前7時に15.6mを記録した。
「冬至」といえば「ゆず湯」。この日にゆず湯に入ると病気知らずと言われ、ゆず湯のサービスをする銭湯も多く、三条市八幡町4、高砂の湯(小林マツエさん経営)でも、20個ほどのユズを袋に入れ、湯船に浮かべた。
午後3時の営業開始とともに常連客が次々と訪れ、「あったまるね〜」とゆず湯のサービスに外の寒風を忘れていた。
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高砂の湯の番台に立つ小林マツエさん
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この日、新潟市では初雪を観測したが、三条市はまだ。とはいえ、いつ本格的な雪が降り始めてもおかしくない時季。同銭湯入り口には、古風でがっしりした冬囲いがあり、冬将軍の到来にも準備万端だ。
ゆず湯のサービスは21日だけだが、番台に座る小林マツエさん(81)は、「26日は薬湯らっけ、たまにはおっきいお風呂であったまれて」と、なじみ客に銭湯をアピールしていた。
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