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三条市内小中学校で2学期の終業式、実質3日長い冬休みへ(2004.12.24) |
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三条市内の22小中学校すべては24日、2学期の終業式を行った。冬休みは12月25日から1月7日まで14日間だが、3学期の始業式の8日と翌9日は土、日曜、続く10日は「成人の日」のため、始業式が例年より3日遅れの11日となり、実質3日長い冬休みに入った。
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24日、四日町小学校で行われた2学期の終業式
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四日町小学校(渡部則夫校長・児童365人)は午前9時から終業式を行った。同校は7・13水害で大きな被害を受け、1学期の終業式は夏休みも終盤の8月25日に行った。
それも体育館は復旧工事中で使えないため、屋上での青空終業式。復旧工事は10月初旬に終わり、2学期の終業式は、真新しいピカピカの床に生まれ変わった体育館で行った。
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児童に話す渡部四日町小校長
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渡部校長は水害から台風、新潟県中越地震と自然災害の恐ろしさや怖さを実感した一年と話す一方、「しかし、それ以上に人間の良さ、すばらしさ、そして子どもたち、皆さんの力のすごさを実感した年」と振り返った。 1学期の通知表に保護者が書いた言葉には「水害の後始末の手伝いをしてくれた」、「朝早くから炊き出しに並んでくれた」、「子どもたちの明るさに救われた」など、児童の頼もしさや成長にふれたものが多かったことを紹介した。 「冬休みには、やろうと決めたことを頑張り、楽しい冬休みを過ごしてください」と、水害と闘った夏休みとは違ったいつも通りの冬休みとするよう願っていた。
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四日町小に届いた長岡市立富曽亀小学校児童のメッセージ
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水害から5カ月。同校の設備はほぼ元通りになったが、仮設住宅から通学する児童もいれば、まだ住宅の復旧工事に取りかかられない家庭もあり、依然として水害のつめ跡が残る。 しかし、水害では小千谷市の小学校からも励ましの手紙をもらっていたことから、児童会が中心となって中越地震の中心的な被災地である長岡市、小千谷市、川口町、越路町、小国町の小学校に全校児童のメッセージを送った。 終業式のこの日、長岡市立富曽亀小学校から「地震に負けないで頑張ります」とある返事が届いていた。
■関連リンク
長岡市立富曽亀小学校
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