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三条市「しみん朝市」が今年度最後の営業、買い物客に豚汁サービス(2004.12.27) |
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7・13水害に伴う仮設住宅に隣接する三条市民球場で三条市が開設してきた生産者直売露天市「しみん朝市」が26日、今年度最後の営業行い、出店者が感謝の気持ちを込めて買い物客に豚汁をふるまった。
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26日、今年度最後の営業を行った三条市民球場での「しみん朝市」
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この日は野菜や果物、花、パンなどを扱う15店が出店。午前6時半ころから出店者が野菜や味噌などの材料を持ち寄って豚汁を調理し、湿った雪が降るなか、隣接する仮設住宅や近隣から訪れる買い物客に熱々の豚汁をふるまった。
買い物客は、豚汁で体を温めてからハクサイやダイコン、正月用のギンナンやゼンマイ、モチや花などを買い求めていた。 今年度はきょうが最後と知ると「年が明けたらあるの?。冬も来てほしい」と惜しむ声が多く、出店者は「売り上げはともかく、水害で被災した人の話を聞いたり、人との出会いが良かった」と話していた。 生産者直売露天市は、地元生産者の新鮮で安心な農産物を市民に味わってもらおうというもので、地産地消の取り組みの一環。今年度は試行期間として6月から三条市厚生福祉会館を会場に夕方に開店する「しみん夕市」をスタートした。 しかし、間もなく7・13水害が発生し、中断。再開にあたっては、市内で最も規模の大きい仮設住宅を建設した市民球場裏に会場を移し、9月19日から朝市に買えて毎週日曜に開いてきた。
三条市では、露天市に対する市民の意見や要望を聞き、来年度からあらためて計画する考えだ。
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