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三条の定期市に小正月の風物詩、繭玉(2005.1.8) |
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三条市の二七の定期市に7日、小正月の風物詩、繭玉(まゆだま)飾りを売る露店がことしも出店し、タイや米俵をかたどった縁起物を販売した。
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7日、三条市の二七の定期市で繭玉飾りを売っていた白根市の遠藤さん
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繭玉は、その年の豊作を祈願する予祝行事で、今は商売繁盛や家内安全、子どもの合格祈願のためにと買い求める人が多い。
定期市で繭玉飾りを売っていたのは、白根市の遠藤誠さん(60)。月潟村で製造されるもち米の粉で縁起物を形作り、食紅で色をつけた繭玉飾りを数十年、販売している。ことしも年明けから三条の定期市に出店し、ほかに燕、吉田、白根、巻や十日町の「ちんころ市」にも出店する。
7日は雷の鳴る荒れ模様で買い物客はまばらだったが、店に並ぶ赤、黄、緑と色とりどりの繭玉飾りに「これは何ですか?」と聞く人もいれば、「ことしも買いに来たよ」という常連も。
遠藤さんは、威勢のいい声で「いらっしゃい!」と声をかけ、「タイはめでたい。ちょうちんは先を明るく照らす。カブは商売の株が上がるように」と縁起物のいわれを説明。買い物客は自分の願いや予算に合わせて選んでいた。
繭玉飾りは、小さいもので2個100円から大きい物は1,500円まで。遠藤さんは12日も三条の定期市に出店する。
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