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[NUM総合講座レポート・12/15]捧厚雄(株)アクティス代表取締役社長(2005.1.12) |
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平成16年12月15日
テーマ:「会社の自画像から経営戦略が見える」
講 師:(株)アクティス代表取締役社長 捧厚雄
新潟経営大学 2年 村上 健太
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新潟経営大学2年村上健太さん
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当社は、現社長の祖父の代から材木商を営んでいたが、現在、三条市でスイミングスクールを営んでいる企業である。スイミングスクールに業態変換する前は、材木商の業績が良くなく、思い切って全くの異業種であるスイミングスクールに業態変換されたということである。かなり思い切った決断であるが、どちらかというとライバル企業もなく、業績は順調に推移した。
しかし、その後、近隣に大手のスイミングスクールが進出し、競争環境が激しくなり、今から5年位前から経営計画を策定し、経営品質を求める経営を始められたということである。特に、経営計画を策定する際には、社長が発言すれば社員の方が発言しにくくなるので、社員の方が自由に議論することができる場の設定を社長が心がけておられるということであった。
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捧厚雄(株)アクティス代表取締役社長
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当社は、大手のスイミングスクールではできないサービスを提供すること、お客さまの一人一人にあったニーズを提供することによって、大手スイミングスクールに対する競争優位を確立しているということであった。具体的には、お客さまの声やクレームを参考にして現場を重視した経営を心がけること、アンケートでお客さまの声に応えること、単なる運動ではなく健康管理という面からスイミングを捉えなおすということを実践されているというであった。
今回の講義では、企業の業態変換の意思決定の重要さ、企業の競争優位の源になる模倣の困難性、リーダーの姿勢を考えさせられた講義であった。
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新潟経営大学
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