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杉の子工房でもちつき大会、水害からの再生への出発点に(2005.1.13) |
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三条市西本成寺1、知的障害者授産通所施設「杉の子工房」(坂井正弘所長)は、13日午前10時から三条市嵐南公民館で恒例のもちつき大会を開いた。この日は7・13水害からちょうど半年にあたり、被災した同工房の再生への出発点となる願いも込めた。
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13日、三条市嵐南公民館で開かれた杉の子工房のもちつき大会
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同工房は、水害で床上60センチ余りまで浸水し、建物の被害のほかに十数台ある木工機械の6割以上やマイクロバスも被害を受けた。作業の再開は水害から3カ月もたった10月に入ってからで、それまでの間、運動会や同窓会などすべての行事を中止したが、この日の恒例のもちつき大会は開くことができた。
同施設と交流のある市内の小規模授産施設の「さくらの家」、「ステップハウス」、「アトム」、それに、三条市、関係事業所などを招き、同施設の通所者と保護者ら125人が参加した。 坂井所長はあいさつで、昨年は災害を振り返り、「夢や希望のある年になるように、みんなで粘りのあるもちをついて、つきを呼び寄せてほしい」、「もちのようにねばり強く頑張れば必ず願いがかなう。あきらめないで努力することが大事」と話し、水害からの再生を願った。
もちつき大会のもち米は、毎年暮れに(株)大島電機=土田正樹社長・三条市北新保2=が三条市を通じて寄付しているもの。参加した各施設の利用者は、「よいしょ!」の掛け声とともにきねを振ってつきあげ、保護者があんこ、きな粉、ごまの3種類にして味わい、久しぶりの施設行事に時間を忘れていた。
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