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三条商議所の会員新春の集いで渡辺会頭は財政基盤立て直しを課題に(2005.1.16) |
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三条商工会議所(渡辺勝利会頭・会員2,592人)は15日、平成17年会員新春の集いを開き、会員や来賓375人が出席して新しい年を迎えて地元商工業者の発展を願った。
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15日開かれた三条商工会議所の平成17年会員新春の集い
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渡辺会頭は年頭のあいさつで、昨年は相次ぐ災害で「総じて大変な年」としながらも、若手経済人研修事業やジャパンブランド推進事業など新しい事業を手がけ、県内最大級の会員数150人の三条商工会議所青年部の誕生など明るい話題を喜んだ。
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年頭のあいさつを行う渡辺三条商工会議所会頭
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また、近年はこの地域の事業所数、従業員数、出荷額ともに減少が進み、会員数の減にもつながり歯止めがかかっていない状態を憂えた。将来を見通した時代の変化に対応する財政基盤の立て直しが直近の課題とし、「国際化、中国の台頭など常に情勢が変化するなかで、心を新たに現体制を見直し、スクラップ&ビルドの常にあててみる姿勢が重要」との考えを示した。 来賓の高橋一夫三条市長は、産業政策の2つの考えを示した。ひとつは商工行政で、市役所の商工課はインフラ整備や、国、県の情報伝達に特化して人員を縮小し、その分の予算を使途を決めずに商工会議所で効果的に使ってもらう。 もうひとつは「農」を加えた日本で最初の「商工農会議所」の誕生。三条の商、工、農のバランスのとれた発展を願い、来年は会場に農業関係者のテーブルができるようことに期待した。
ほかに、泉田裕彦県知事代理の高橋正樹副知事、菊田真紀子衆議院議員が祝辞を述べ、平成17年新春躍進宣言を全員で唱和したあと、田中寿三条市議会議長の音頭で乾杯、祝宴に移った。
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三条商工会議所
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