|
三条市が市議会五十嵐川改修事業等調査特別委でほぼ確定した改修計画を説明(2005.1.20) |
|
|
20日午前10時から開かれた三条市議会五十嵐川改修事業等調査特別委員会(原茂之委員長)で、三条市はほぼ確定した五十嵐川改修の法線や一部取り付け道路、常盤橋架け替えで影響する範囲の内容や今後のスケジュールなどを説明した。
|
20日開かれた三条市議会五十嵐川改修事業等特別調査委員会
|
法線などは現地測量成果に基づいて作成、河川計画も加えた縮尺1000分の1の五十嵐川災害復旧助成事業計画平面図で具体的に説明した。
説明では、4月下旬までに代替地調査・検討、用地測量や家屋調査、5月から移転交渉を行い、保証に関係する住民には20日から23日までの4日間に分けて河川本線、常盤橋、一部の市道取り付けに関係する関係者説明会を開く。
|
五十嵐川災害復旧助成事業計画平面図
|
今後はさらに詳細な計画を検討し、3月下旬に堤防乗り入れの関係者、5月下旬に嵐川橋、御蔵橋、一新橋、市道取り付け、排水ポンプ場の関係者をそれぞれ対象にした説明会を開くほか、2月14日に三条市体育文化センターで一般市民が対象の市民説明会を開く。 さらに渡瀬橋から清流大橋までの間の災害関連事業と信濃川の災害復旧事業の概要も説明。市道橋の整備方針では、架け替えが必要な3橋の幅員を9メートルに拡幅することを検討しており、今は嵐川橋が7メートル、一新橋が8メートルの幅員をそれぞれ拡幅し、御蔵橋は9メートルあるが、いずれも歩行者の安全と円滑な車両通行の確保を検討しているとした。 質疑では委員から、改修計画完了までの5年間の間の水害を心配し、その間の対応についての質問やダム操作の規則で県との申し合わせを要望する声があった。 また、家屋の移転問題については、移転に伴って新築の費用を借金できない高齢者の問題や店舗の営業保証を円満解決を求める要望があり、佐藤和夫助役は「個々に対応し、その事情に十分に相談にのったうえで進めていきたい」と答えた。
河川改修には直接、関係はないが、改修計画の途中で合併により任期が切れる高橋一夫三条市長に対し、新市の市長への出馬の意向を問う質問があったが、高橋市長は「任期まで一生懸命やります」と答えるにとどまった。多くの質問や要望があり、午後0時半ころ閉会。
|