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7・13水害に伴う功労で三条市消防団に国交大臣表彰(2005.1.21) |
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三条市消防団(小出信弘団長・団員560人)は、19日に国土交通省で行われた水防功労者表彰式で、7・13新潟・福島豪雨での水防活動に対する功労で平成16年度水防功労者国土交通大臣表彰を受けた。
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国交大臣名の表彰状を手に小出三条市消防団長
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国土交通大臣が水防に著しい功労のあった全国の12団体、個人10人を表彰したもので、県内では三条市消防団のほかに白根市、見附市、栃尾市、長岡市、栄町、中之島町、下田村の7つの消防団が表彰された。
表彰式に三条市消防団からは小出団長が出席し、北側一雄国土交通大臣代理の蓮実国土交通副大臣から表彰状を受け取った。 7・13水害では、市内各地で発生した土砂崩れやいっ水で、7月13日の早朝から出動した同消防団団員も多かった。 午前8時には消防団全員を召集し、各団員の地元をはじめ、保内地区の布施谷川や五十嵐川で水防活動を行った。堤防決壊後も水防活動や救助活動を続け、いったん団員を解散したのは14日夜。2日間にわたってまさに不眠不休で活動を続け、団員の7割近くがサラリーマンにもかかわらず、30日まで交代で復旧活動にあたった。 災害に伴う表彰に小出団長は複雑な心境だが、「団員全体がひとつになって頑張ってくれた。その功績が認められたもの」と団員の功績を強調する。 小出団長も水害発生当初は、食事を取ることも忘れて活動した。土砂降りの中で五十嵐川を警戒する団員にパンや飲み物の入った袋を両手に下げて差し入れする市民もいた。
さらに、猛暑のなかで復旧活動に協力した燕市や加茂市をはじめとする各地の消防団に「言葉に表せないほどありがたかった」と小出団長。「なんぎもしたけど、すばらしい経験もさせてもらった」と、寄せられた善意の数々にあらためて感謝している。
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