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信濃川大河津資料館で企画展「7・13水害と新潟県中越地震〜川の災害にふれて」始まる(2005.1.22) |
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分水町五千石、信濃川大河津資料館(五百川清館長)では、22日から2月27日まで企画展「7・13水害と新潟県中越地震〜川の災害にふれて」を開いており、7・13水害と中越地震の被災状況や被害範囲などを写真と地図を中心に展示している。
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22日から信濃川大河津資料館で開かれている企画展「7・13水害と新潟県中越地震〜川の災害にふれて」
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昨年7月13日に発生した新潟・福島豪雨、続いて10月23日の新潟県中越地震の2つのコーナーに分け、それらを記録した写真や資料を集めたパネル40点以上を地図とともに展示。さらに信濃川洪水の絵巻、江戸時代に起きた三条地震の資料も展示し、過去の大災害も振り返る。
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三条地震災害図
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水害では、7・13水害の中心的な被災地となった三条市と中之島町の被害状況や復旧と支援の状況の写真、気象状況、被害範囲をはじめ、歴史から学ぶ水害と治水として三条市の松尾与十郎や中之島町の大竹貫一の紹介や信濃川洪水絵巻を展示。明治23年(1890)の信濃川洪水で、家の米俵数百俵を積んで堤防の決壊を防いだ中蒲原郡和舞村(今の新潟市)の小野宮門に県知事が贈った表彰状も並ぶ。
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小野宮門に県知事が贈った感謝状
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地震では中越地震の土砂災害の状況や、小千谷市などの活断層を記した地図、文政11年(1828)に起きた三条大地震で、小泉其明が今町(今の見附市)や三條町(今の三条市)の様子を描いた『懲震秘鑑』(新津市、本間家所蔵)も展示する。
また、企画展とあわせて2月19日午後1時半から午後4時まで、「2004年信濃川流域の災害を語る」をテーマに講座を開き、国土交通省北陸整備局の守安邦弘さんによる展示解説や五百川館長を講師に「歴史からみた刈屋田川・五十嵐川〜試論」をテーマにした講演をを行うでの、参加を呼びかけている。問い合わせは同資料館(電話:0256-97-2195)へ。同資料館は入館無料、月曜は休館、それ以外は午前9時から午後4時まで開館。
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信濃川大河津資料館
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