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水墨画の五彩会が水害被災の小学校に8万円寄付spacer(2005.1.25)

2月末まで三条市・ハミングプラザビップで水墨画の作品展「五彩展」を開いている三条市を中心とした水墨画サークル「五彩会」は24日、同展で東京水墨画協会の栗原虎仙さん(78)と協力して行ったチャリティー販売の売り上げ8万円を7・13水害で被災した小学校のために役立ててほしいと三条市教育委員会に寄付した。

左から五彩会代表幹事の難波さん、田斉さん、松永教育長

左から五彩会代表幹事の難波さん、田斉さん、松永教育長

午前10時に五彩会代表幹事の難波和敏さんと田斉実さんの2人が三条市教育委員会を訪れ、難波さんから松永悦男教育長に善意を包んだのし袋を手渡した。

五彩会は、三条市の藤香会、伊久利水墨画会、保内水墨画会、翠燿会と栄町の栄町水墨画会の6つの水墨画の愛好会で構成し、毎年、新春に合同展の五彩展を開いている。

今回は難波代表幹事の縁で東京墨画会で会長を務める栗原さんから「7・13水害の被災者に役立つことをできないか」との提案を受けたことから、栗原さんの作品も展示。19、20、21の3日間、チャリティーの作品販売と東京でイラストレーターや漫画家で活躍した難波代表幹事が、来場者の似顔絵を描いた売り上げを合わせて寄付した。

難波代表幹事は、水害のチャリティーということで来場したノ木戸小学校の児童が、お年玉なのか800円を寄付してくれたエピソードを紹介、「子どもたちが、そういう気持ちでいるのを知ってうれしかった」。

松永教育長は「水害や災害で心が痛んだとき、スポーツで活力を生み出し、文化や芸術で心をいやしていかなければならないと思っている」と話し、「子どもたちに、たくさんの人から温かい気持ちをいただいていることを伝えたい」と礼を述べた。

チャリティーは終わっているが、五彩展は2月28日まで開いている。入場は無料。