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三条工業会のB to Bサイトの昨年の契約は31件、3億円(2005.1.26) |
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(協)三条工業会(斉藤弘文理事長・506組合員)と三条市は、25日午後3時半から三条市役所で昨年1月に稼働したBtoBサイト「越後ものづくりネットワーク」の成果発表会を開き、昨年暮れに2憶5千万円の契約が成立したこともあり、1年間で31件、合計3億円の契約が成立したことを発表した。
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25日開かれたBtoBサイト「越後ものづくりネットワーク」の成果発表会
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発表会には、(協)三条工業会の斉藤理事長、涌井清次専務理事、成田秀雄IT戦略委員会委員長の3人と三条市の高橋一夫市長ら3人の6人が出席。昨年1月26日の同サイトオープンからちょうど1年間で、引き合い件数が270件、契約件数は31件、契約金額は合計3億円の成果があったことを発表した。
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斉藤三条工業会理長
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昨年暮れにまとまった1件で2憶5千万円の契約については、建設用特殊足場のレンタル・販売・開発を行う会社の鉄骨を垂直に組み立てるための治具の鍛造の引き合いが商社を通じてあった。話しをしていくうちにまとめての依頼を受け、組合員のシマト工業(株)が取りまとめ企業として、鍛造2社、機械加工4社、焼き入れ1社、表面処理1社、ボルト関係1社の計9社が関係して仕事をすることで受注。9社のうち3社が組合員ではなかったが、工業会への入会を条件にしたことから会員拡大にもつながった。 同サイトは、サイト上のフォームや事務局への電話で発注企業から見積もり依頼を受けると、メーリングリストで組合員に内容を紹介し、関心を持った組合員が組合員専用サイトから詳細データを閲覧し、見積もりを提出する仕組み。
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2億5000万円の契約となった住建入れ治具「鉄人」
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その後は、企業間でのやりとりとなるため、斉藤理事長は「成果は組合員に聞かないとわからない状態なので実際には、もっと受注があるかもしれない」と話し、今後の課題として、利用した人をカウントできるようにし、利用料なども考えていきたいとした。また、成果の上がっている要因として、同サイトの稼働時期が大手企業の景気がよくなった時期とタイミングがあったことや、工業会の中にサイト運営に関してやお客が何を求めているかをキャッチできる人材がいることも大きいとした。 同事業は、国の平成14年度補正予算で創設された「地域情報化モデル事業(eまちづくり事業)」に三条市が取り組み、事業費1,620万円の交付金を受け構築したBtoBサイトを(協)三条工業会へ委託。昨年1月26日にオープンして運営している。
2年目となる今年度の目標は、引き合い件数を初年度の4倍の1,000件。運営費は190万円を見込んでいる。
■関連リンク
越後ものづくりネットワーク 三条工業会
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