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三条上林小で3年生が小刀を使った竹とんぼ作り(2005.2.4) |
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三条市の刃物(ものづくり)教育推進事業の一環で、三条市立上林小学校(四津屋満夫校長・児童179人)では、4日午前10時35分から3年生37人が小刀を使って竹とんぼを作った。
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三条市立上林小学校で行われた竹とんぼ作りで、シルバー人材センター会員の小刀さばきを食い入るように見つめる3年生
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指導は児童にとっては、おじいさんの世代の三条市シルバー人材センターの男性5人。竹とんぼの材料のタケを割るのに使った鉈(なた)を見せたり、小刀の持ち方やタケの削り方など刃物の扱い方を説明してから、児童は竹とんぼ作りに挑戦した。
竹とんぼの羽根は、小刀をへそのあたりで持ち、刃のついている部分の背に親指を押し当ててタケを引くようにして削る。頭ではわかっていても手が思い通りに動かず、児童は「どこ、持つの?これでいい?」、「先生〜、どうやるんだ」、「指が痛〜い!」と四苦八苦していた。
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自分で作った竹とんぼを飛ばす児童
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それでもしばらくすると小刀のこつをつかみ、腕が上がれば「すご〜い、おもしろい!」とご機嫌。1時間近くかけて竹とんぼを完成させると、さっそく体育館で遊びながらテストフライトした。 三条市では、ふるさとの伝統教育推進のために平成15年度から刃物(ものづくり)教育推進事業を行っており、小中学校の伝統教育の学習のなかで、講師料補助や講師の紹介、備品の貸与などを行っている。
上林小学校では、昨年度は4年生がはし作りを行った。今年度は図工の授業で彫刻刀を使うようになる3年生を対象に取り組んだ。
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