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6日まで三条テクノスクール工業デザイン科初の修了作品展「小さい匠」(2005.2.5) |
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県立三条テクノスクール(坂内英二校長)は、4、5、6の3日間、三条・燕地域リサーチコアで同校の工業デザイン科第1期生の修了制作展「小さい匠」を開いており、同校で学んだ工業デザインの技術や完成を間もなく現場で生かす第1期生13人の作品を展示している。
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6日まで三条・燕地域リサーチコアで開かれている三条テクノスクール工業デザイン科第1期生の修了制作展「小さい匠」
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工業デザイン科は、同校が移転、新築された平成15年3月に新設されたばかり。その第1期生、20歳から32歳までの13人が2年間の課程を修了、今春の卒業を前に初めての修了制作展を開いている。
13人が個人制作とグループ作成を1点ずつ制作した合わせて26点を展示。個人制作は「メタル21世紀」をテーマに地場産業にちなんだ金属を使った作品で、グループ作成は4、5人ずつ3グループに分かれて「会社をつくろう」をテーマに仮想の新会社の事業内容や戦略にあわせて、13人それぞれが商品を提案、制作した。
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会場の第1期生
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ステンレスのはし、ジュラルミンのウォレット、歯ブラシのハンドルの形状を参考にした小刀、柄が伸縮自在で頭の金属部分がワンタッチで交感できる鍬(くわ)や鋤(すき)など、三条や燕の地場産業のメーカーも直接、刺激を受けそうな発想の作品。 ほかにも車のステアリング、アクセサリー、テーブル、浴室で聞けるCD、スノーボードの板にペットボトルを取り付けるクリップ、倒れないおか持など、若々しい感性にあふれたデザインが目を引きつける。 第1期生は「たくさんの人に見てもらい、いろいろな意見を聞かせてほしい」、「三条テクノスクールを知ってもらうために、高校生にも来てもらいたい」と大勢の来場を呼びかけている。
最終6日は午後1時まで、それ以外は午前9時から午後5時まで。また、同じ会場で県央地域地場産業振興センターがIDSデザインコンペティション2005受賞作品展を開いており、今年度の入賞作品15点を展示している。いずれも入場無料。
■関連リンク
三条テクノスクール
施設概要(三条・燕地域リサーチコア)
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