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東混桂冠指揮者の田中信昭さんが三条市音楽協会合唱団「くじら」を指導(2005.2.6) |
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20日に加茂文化会館で開かれる三条市市制施行70周年記念・東京混声合唱団三条特別演奏会を前に、同合唱団の創設者で桂冠指揮者の田中信昭さん(77)が5日、三条市を訪れて同演奏会で協演する三条市音楽協会合唱団「くじら」(団員42人)を指導した。
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5日行われた東京混声合唱団の創設者で桂冠指揮者の田中信昭さんによる三条市音楽協会合唱団「くじら」の指導
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演奏会は、田中さんの指揮活動50周年記念の特別演奏会の一環で、全国十数カ所のステージでアマチュア合唱団と『2群の合唱団とピアノのための「蜜蜂と鯨たちに捧げる譚詩(おーど)」』(三善晃作曲)を協演している。
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会見する田中信昭東京混声合唱団桂冠指揮者
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三条での公演は、協演を前提に昨年4月にメンバーを公募した三条市音楽協会合唱団「くじら」が月2回の練習を続けており、田中さんの指導は昨年10月に続いてこの日が2回目となった。 指導は午後2時から三条市中央公民館で行った。指導のあと田中さんが会見し、「断然うまくなっています」、「一人ひとりが良くなり、全体のなかでのあり方が良くなっている」と本番に向けた順調な仕上がりを喜んだ。 「くじら」は、7・13水害の影響で3週間ほど練習を休み、練習会場だった三条市中央公民館が避難所となったため、燕市の会場を借りて練習したことも。設立当初、団員は55人だったが、被災でやむをえず10人ほどの退会があった一方、「歌うと元気になる」と被災しても練習を続けている団員もいる。
「くじら」の猪熊代表は、「厳しい楽しい。のって歌える」と田中さんの的確な指導に手応えを感じており、団員は協演を間近にして「緊張や不安は大きいが、わたしたちの色とぶつかって、どんな色になるのか楽しみ」と期待し、意気込んでいる。
■関連リンク
東京混声合唱団
2月20日に三条市制施行70周年記念・東京混声合唱団三条特別演奏会(2005.1.31)
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