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県立加茂病院付属看護専門学校で卒業式、43人巣立つ(2005.3.2) |
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加茂市青海1、県立加茂病院付属看護専門学校(高橋芳右学校町)は、2日午後2時から加茂市文化会館で第33回卒業証書授与式を行い、43人が医療の現場へと巣立った。
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2日行われた県立加茂病院付属看護専門学校の第33回卒業証書授与式で卒業生の記念撮影
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卒業生は20歳から36歳までの女36人、男7人。准看護師の資格を持つ人が看護師を目指して2年間学んだ。県外への就職は4人だけで、ほとんどが県内の病院に就職する。
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卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡す高橋校長
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式には、卒業生の家族、来賓、在校生、学校関係者ら130人余りが出席。昨年まで卒業生は白い実習着で出席したが、着替えに手間がかかり、在校生はスーツのことから、ことしは卒業生もスーツ。胸に赤いバラのコサージュをつけて出席した。 式辞で高橋学校長は「患者さんの本当の苦しみを共感し、よき相談相手、よき支援者になってほしい」と述べ、来賓の小池清彦加茂市長は「自らの健康をしっかりと確立したうえで、世の中の病める人たちを救ってください」と激励した。
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『巣立ちの歌』を歌う卒業生
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在校生送辞のあと、卒業生答辞で鈴木美弥子さん(27)=新潟市=は、声を詰まらせて「これまでつらいこともたくさんありましたが、乗り越えてこられたのは実習メンバーや先生方の力添えがあったからこそ」と礼を述べた。
同校は来年3月、今の在校生の卒業とともに閉校することにもふれ、「わたしたちが過ごした日々は色あせることはありません。きっと人生の糧になるでしょう」と涙をふいた。
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