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12、13日と写真家捧武さんの出版記念展「秋山庄太郎と新潟」(2005.3.12)
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アマチュア写真家の捧武さん(72)=燕市中央通4=は、一昨年に亡くなった写真家、故秋山庄太郎さんを撮影した作品を収録する写真集『秋山庄太郎と新潟』(2,500円)を出版したのにあわせて12、13の2日間、燕市文化センターで出版記念展「秋山庄太郎と新潟」を開いている。
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12、13の2日間、燕市文化センターで開かれている捧武さんの出版記念展「秋山庄太郎と新潟」
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捧さんは昭和57年の二科会写真部新潟支部の発足以来、秋山さんと親交があり、秋山さんが来県するたびに同行。プライベートで秋山さんにレンズを向けた。
一昨年春、前作の『かやぶきと生きる』の発刊直前になって秋山さんが亡くなった。同書では秋山さんが題字を揮毫(きごう)している。 秋山さんに感謝の気持ちを表そうと撮りためた作品を写真集にまとめたもの。20×21センチのサイズで135ページにモノクロ写真121点を収録。記念展ではそのうち60点余りを捧さん大判サイズに焼いて展示している。
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作品解説を行う捧さん
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2日間とも午前11時から作品解説を行っており、初日12日は来場した数十人が捧さんから撮影のエピソードを聞いた。「(秋山)先生を撮った写真は6,000枚あるんです。その中から300点にしぼってさらに百何十点にしぼりました」と捧さん。 作品にしようと撮ったわけではないので、「良い写真はありません」と、捧さんはきっぱり。簡易カメラで撮影したものも多く、秋山さんが写真に撮られるを嫌っていたこともあり、カメラを胸の前にファインダーをのぞかずに撮った写真も多いことを明し、その撮影方法をカメラを手に実演してみせることも。 来場者には捧さんの顔なじみが多く、「立派な作品ばかりで」「先日は(アトリエに)寄せてもらってありがとうございました」と声をかけられるたびに捧さんは何度も頭を下げて来場に感謝していた。
会場では『秋山庄太郎と新潟』や前作の『かやぶきと生きる』を有償頒布している。2日間とも午前9時から午後7時まで、入場無料。
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