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合併を前に現三条市では最後の成人式に新成人784人出席(2005.3.20)
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三条市と三条市教育委員会は、ことしも「春分の日」の20日午前10時半から三条市厚生福祉会館で三条市成人式を行い、出席した784人の成人を祝福。5月1日の栄、下田との合併を控え、現三条市として最後の節目の成人式となった。
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20日行われた現三条市としては最後の三条市成人式
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昭和60年4月1日までの1年間に生まれ、三条市に住民票があるか、出身の対象者998人のうち、男398、女386の計784人が振り袖やスーツで出席。青空の広がる暖かい陽気に恵まれ、式典のあと、アトラクション、思い出のスライドショー・ビデオレターを行った。
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静かに進んだ式典
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式典では、病気療養中の高橋一夫三条市長の式辞を市長職務代理者の佐藤和夫助役が代読。昨年の災害にふれて「若者がもつエネルギーでこのまちを元気に」、「ボランティアの心や人としての優しさを忘れないで活躍して」と求めた。
合併では「新しい三条市の市民相互の交流が頼深まっていくよう若いみなさんが率先して務めていただきたい」と若者の役割に期待し、「若者らしい柔軟な発想で地域社会や日本社会そして国際社会で多いに活躍してほしい」とした。
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成人のことばを述べる赤塚さん(左)と遠藤さん(右)
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新成人代表で遠藤美幸さん=第一中学校卒=と赤塚建太さん=同=が成人のことばを述べた。昨年の災害で「これからの社会で何を大切にしていくのか考えることができた」、「合併後もこの町が元気になるように、より過ごしやすくなるようにわたしたちの若い力を合わせていく」と述べ、「まだ、二十歳になったばかりのわたしたちですが、社会の一員として自覚と責任をもって今後の人生を歩んでいき、新しい扉を開く三条市に少しでも貢献していく」と誓った。 アトラクションでは、お笑い芸人のスマイリーキクチさんの舞台。ドラマ『冬のソナタ』の主題歌が流れ、十八番の“ヨン様”の物まねに会場からは笑いと拍手でわいた。
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アトラクションのスマイリーキクチさんは新成人のなかに入って携帯電話の撮影にこたえる
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新成人がカメラ付き携帯電話をスマイリーさんに向けると、ステージから降りて新成人の目の前で撮影のサービス。「パニックにならない成人式は初めて」と行儀のいい新成人をほめたが、「引っ張られたりとかもないが、握手も求められなかった」と笑わせていた。
私語も少なく行儀のよかった新成人も、閉式後会場を出て、久しぶりに合った友人を見つけると、「キャーッ!」っと歓声を上げて手を握り、再会を喜んでいた。会場前の駐車場にはわが子の晴れ姿を記録に残そうとカメラを手に待ち構える家族が目立ち、「水害で振り袖まで手が回らなくて」と母の振り袖を着た娘を撮影する人もいた。
■関連リンク
平成16年度三条市成人式フォトアルバム
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