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長谷川三条市消防団副団長に消防庁長官定例表彰の永年勤続功労章(2005.3.23)
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三条市消防団の長谷川作雄副団長(57)=三条市鶴田3=は、23日午後2時から県庁で行われた消防庁長官定例表彰の伝達式で、永年勤続功労章の伝達を受けた。
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消防庁長官名の章記を手に長谷川三条市消防団副団長
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今年度の県内の受章は、消防団員約4万人のうち38人。伝達式では、林省吾消防庁長官名の章記(表彰状)を受け、その足で三条地域消防本部を訪れて受章を報告した。
長谷川さんは建築業を営む。昭和48年12月1日に三条市消防団に入団、井栗分団に所属。班長、部長、副団長、分団長を経て、平成13年1月1日から副団長に就き、あわせて第三方面隊長も務め、長年の功績が認められた。 昭和60年の麻布の土砂崩れで出動、毎年のように布施谷川での水防活動を続けてきた。消防団歴30年余りで最も印象深いのは、昨年の7・13水害と言う。 三竹から田島付近の五十嵐川嵐北側で陣頭指揮をとった。堤防で大勢の団員と土のうを積み、あふれる川の水で土のうが流されないように手で押さえたが、耐えられずに土のうが倒れ始めた。 やむを得ず、団員の命を守るために撤収の判断を下し、その直後に、嵐南側が破堤。「堤防が切れないように最後まで頑張ったが、身の危険を感じた」と苦汁の決断だった。 とはいえ、初めから消防団の使命に燃えていたわけでなく、入団は気が進まなかったが、地域の先輩に「2年だけ」と誘われ入団し、今に続いていると笑う。
受章は消防本部の指導や団員の協力、家族のおかげと感謝し、「これからも団の活動の範囲内で、人様のお役に立ちたい」と受章を喜んでいる。
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