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三条市がボランティアの生き物調査員を募集(2005.3.29)

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三条市は、市内に生息する植物、昆虫、野鳥など35種の生物を通して自然環境の基礎データを収集、集計する自然環境基礎調査を行っており、市民ボランティアの生き物調査員200人を募集したが50人ほど足りないため、市民に調査員への応募を呼びかけている。

27日開かれた生き物調査員の説明会

27日開かれた生き物調査員の説明会

調査員は、自然観察に興味のある小学生以上のボランティア。調査期間は、3月から平成18年2月までの1年間、調査対象地域は現三条市内。植物、昆虫、野鳥など35種類の指標生物を見つけたら、種類や発見場所を報告書に記入して毎月、事務局に郵送する。

35種すべてを探す必要はなく、見つけた生物を調査すればいい。調査員には、生き物調査員証を発行し、調査の手引き書や調査地図を配布する。

調査員証を手に調査員になった子どもたち

調査員証を手に調査員になった子どもたち

27日は、調査員に応募した市民を対象に三条市厚生福祉会館で調査説明会を開き、調査員99人が参加した。指標生物35種は、オオバコやカタクリなど植物10種、モンシロチョウやショウリョウバッタなど昆虫10種、カワセミやモズなど野鳥10種、トノサマガエルやメダカなどその他5種。各分野の専門の委員9人が、スライド写真を写したり、野鳥の声をテープで流したりして、間違いやすい生物との見分け方などを説明した。

同調査は全国の自治体でも行われているが、調査機関などに委託するところも多く、市民に協力を求めるのは珍しいという。三条市では、自然環境の保全を図るには地域のありのままの姿を知ることとし、調査に市民から参加してもらうことで自然環境への意識を高めてもらうのもねらいだ。調査員の問い合わせや申し込みは、市民生部生活環境課環境政策室(電話:0256-34-5511・内線480)へ。