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三条工業会の3年間の後継者育成事業を8人が修了(2005.3.30)

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(協)三条工業会(斉藤弘文理事長)は、28日午後6時半から三条ロイヤルホテルで3年計画で行った平成16年度伝統地場産業後継者育成事業閉講式を行い、地元の鍛冶の後継者ら8人が火造りからスタートした伝統の技の3年間のカリキュラムを修了した。

28日行われた平成16年度伝統地場産業後継者育成事業閉講式で修了した受講者と指導者

28日行われた平成16年度伝統地場産業後継者育成事業閉講式で修了した受講者と指導者

同事業は、地元の鍛冶職人が長年築き上げてきた鍛冶の技術についての後継者を育成し、その技術を産地に継承していくために、経済産業省と三条市の助成を受けて平成14年度から3年計画で実施した。

三条鍛冶集団など先輩の職人が指導者として、月に2回、仕事が終わってからの夜間、1回3時間ていどで3年間、170時間余りの座学と実技を行った。

受講者が実技で作った製品

受講者が実技で作った製品

閉講式では、22歳から40歳までの受講生8人のうち7人が出席。3年間の実技で作った製品の一部を前に斉藤理事長から修了証書を受け取った。

受講生は「今まで人に頼んでいた試作を自分で作り、お客に喜ばれた。焼き入れも挑戦してみようという気になった」、「今回学んだことを糧にさらにステップアップしていきたい」と受講の感想を述べ、指導者らに感謝した。

指導者からは「私も皆さんと同じ職人。同じライバルと思っている」と話し、三条を代表するいい職人になってほしいと激励を受けた。

斉藤理事長はあいさつで、三条の鍛冶の技は、ほかの地域と違って刃物だけにとどまらず、多くの産業に影響をあたえてきたから今の三条市があるとし、「3年間学んだ技術をこれからの三条のいろんな方向に力を注いで、三条の町が製造業で生き生きするような町になっていくように」と願った。

また、後継者育成事業は形を変えて続けていく方針で、今後は、4月19日にオープンする新しい三条鍛冶道場をメイン会場に事業を検討している。

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