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三条市7・13水害ドキュメンタリーDVD「7・13」発売(2005.4.8)
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三条市片口、自営業恒松憲一さん(36)は、三条市7・13水害に関する写真、動画、資料を募り、寄せられたデータをDVDにまとめた三条市7・13水害ドキュメンタリーDVD「7・13」を制作、このほど発売した。
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三条市7・13水害のドキュメンタリーDVD「7・13」を制作、発売した恒松さん
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900点にのぼる写真と1時間の動画、さらに関係資料などを収録した120分のDVD。定価は1枚1,500円で、収益はすべて水害の義援金に寄付する。
三条市内の7月13日の被害状況や翌14日からの救助の様子、13日の五十嵐川上流部の下田村の様子をようすなどを中心に写真、動画、資料の3編で構成する。 写真は「河川の増水から決壊」、「決壊による街の様子と救出」、「被災後の街の様子」、「街の復興に向けて」の4つに分けて、堤防決壊直後の写真も掲載。 動画は「河川の増水から復興に向けて」のタイトルで、上流部から三条市内を流れる五十嵐川の激流などの映像も。「資料&くらしの防災を考える」では水害時の降雨やダムの水量、嵐南地域の浸水した深さを表す地図、防災に役立つ資料などを掲載する。 恒松さんは、昨年10月に三条地域消防本部が水害の資料をまとめて関係機関に配布したDVDを制作した。一般からもDVDに関する問い合わせが多く、記録を残すことで今後の防災に役立ててもらえたらと新たにDVDの制作を始めた。 先のDVDに収録した資料に加え、市民や市、県に資料提供を募ったところ、50以上の個人や団体から約7,000枚にのぼる写真や動画、関係資料が寄せられた。 1月の完成を目指していたが、現場での確認作業やグラフや防災に関する資料の制作に時間をかけ、ようやく4月に発売にこぎつけた。恒松さんは、大勢の協力で立体的に7・13水害を検証できる内容になり、「市民も行政も企業も大変だった水害を振り返って、今後の防災に生かしてもらえれば」と話している。
DVDは恒松さんが働くメルヘンハウス(電話:0256-35-7070・電子メール:maerchenhaus@cd.wakwak.com)で販売。通信販売も行い、料金はDVDの料金に梱包送料1本300円、2本以上は1本に付き50円を加え、郵便振替(口座番号:00510-3-57719・口座名義:メルヘンハウス)で申し込むと入金確認後に郵送する。受注生産なので在庫を確認してから申し込んだ方がいい。
■関連リンク
7・13水害の一般販売用DVDに収録する資料提供を呼びかけ(2004.12.5)
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