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三条・栄・下田合併協が最後の会議、下田村長を新市市長職務執行者に決めて使命終える(2005.4.21)
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5月1日の合併に伴って30日に解散する三条・栄・下田合併協議会(会長・高橋一夫三条市長)は、20日午後4時から最後となった第14回会議を開き、新三条市の市長職務執行者に佐藤寿一下田村長を選任したことを発表した。一昨年12月1日に田上町の脱会とともに三条・栄・下田合併協議会設立準備会の名称に変わり、昨年1月に法定協議会として発足した同協議会は、新市誕生とともにその使命を終わる。
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20日開かれた三条・栄・下田合併協議会の最終第14回会議
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委員37人のうち35人が出席し、決算報告や補正予算の協議が終わったあと、高橋一夫三条市長が新市の市長職務執行者に佐藤下田村長を選任したことを発表した。
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新市の市長職務執行者となる佐藤下田村長
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あいさつする高橋三条市長
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あいさつする小林栄町長
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佐藤下田村長は「身に余る光栄でありますが、同時に責務の重大さを痛感している」、「しっかりとその職責を果たし、新市長に引き継いでいきたい」と決意を述べた。 自治法では、市長職務執行者は旧市町村長で協議して決め、市長選挙の立候補者ははなれないとしており、同協議会事務局によると、10日ころに3首長だけで話し合い、19日に協議書に署名して正式に決めた。 3首長のあいさつで高橋三条市長は、「平成11年に合併を公約のひとつに掲げて立候補し、紆余(うよ)曲折あったが、3市町村の合併が秒読みになり、重い肩の荷がひとつ下りたというような感じ」と達成感を表した。 一方で金子元知事から、上越に負けない人口規模になれば、県知事として新潟、長岡、上越、そして県央とせざるを得ないとと言われた話を紹介。その実現を目指したが、結果的には上越に次いで県内4番目の人口になり、「だいぶ違った形になってしまったということに一抹の寂しさというか残念な気持ち」としながらも、「規模というよりも、質というか政策の面で遅れをとらないよう」に願った。
佐藤下田村長は、委員に感謝の言葉を述べ、「みんなで力を合わせればすばらしい町ができると確信している」。小林弘右栄町長は、「新市のみなさんがしっかりと幸せを育むことができる町、次代の人に胸を張って、こんな町をつくったと言える町づくりに向かって大きな力を発揮してほしい」と期待した。
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