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三条・八幡宮の再建が完了、新殿式を行って完成を祝う(2005.4.21)
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三条市・八幡宮(藤崎重康宮司)と三条八幡宮再建奉賛会(捧賢一会長)は20日、昨年5月から建設を進めてきた社殿などが完成、新しくなった拝殿で新殿式を行い、無事完成を祝い、堅固長久と繁栄を祈った。
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20日、新しくなった八幡宮の拝殿で行われた新殿式
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社殿は火災で焼失後、明治35年に再建されてから100年余りたち、老朽化が著しかったために建て替えた。一昨年、市内の企業経営者らが再建奉賛会をつくり、建設事業と平成18年9月まで3年間の募金事業を進めた。工事は拝殿、本殿鞘、神楽殿、社務所、末社、東鳥居の新築、祭具整備などで総事業費は5億円。
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拝殿
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本殿の鞘殿(さやでん)
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社殿の建設工事は、昨年5月19日に本殿の御霊を金山神社の仮本殿に移す遷座(せんざ)祭を行い、24日から旧社殿の取り壊しを行って、工事を進め、このほど完成。この日は午前10時から引き渡し調印式、午後3時から新殿式を行った。 拝殿は、ヒノキとケヤキの白木造りで、柱やはり、回廊は高級なケヤキ。拝殿内は畳のイグサとヒノキの香りが充満する。 天井は高く、木製の格子をはめ込み、中に照明と冷暖房の空調設備も設置。旧社殿はスギとマツが主で、倒壊の恐れもあったため、建物が傾いた方に突っ張りの鉄柱を設置していたのとは比べるまでもない高級な社殿に生まれ変わった。 新殿式は、小雨が降って肌寒かったが、さっそく暖房をつけて寒さとは無縁。捧会長をはじめ、同奉賛会役員と建設関係者10人が列席し、藤崎宮司は祭壇の四隅に御富伎玉(みほぎだま)を掛け、ささやくような小さな声で祝詞をあげるなど特殊な神事を行った。 25日夜に、仮本殿から御霊を本殿に戻す遷座を行い、5月14日からの春季例大祭「三条まつり」を迎える。
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