|
三条市議会が合併前の最後の臨時会、新市議会は32議席増の60議席に(2005.4.22)
|
|
|
5月1日の三条、栄、下田の3市町村の合併を前に、今の三条市としては最後の議会、臨時会が22日午前10時から開かれた。高橋一夫市長はあいさつで、議会に対して厳しい財政、地方自治制度の大きな変革、市町村合併の推進、7・13水害を教訓とする災害に強いまちづくりなど「これまでにない重要かつ困難な課題の取り組みにご指導いただいたことに衷心(ちゅうしん)より感謝申し上げます」と頭を下げた。
|
22日開かれた合併前の現三条市議会最後の臨時会
|
また、高橋市長は「三条市が全国でも有数の金属産業都市、県央の中核都市として目覚ましい発展を遂げることができたのは、先人諸賢のご尽力、議会をはじめとする関係機関のご指導ご鞭撻(べんたつ)、市民の善意の協力のたまもの」と述べた。
|
臨時会であいさつする高橋市長(左)と田中市議会議長(右)
|
閉会を前に田中寿議長も議長席で起立してあいさつした。田中議長は、「3市町村の合併までいよいよ一週間余りとなりました。まさにこの地域にとって大きな転換期を迎えることになります。本臨時会は、わたしたち現三条市にとっては最後の議会となりましたが、どうか新市になりましても引き続き市議会の運営、新生三条市の発展のために一層のご指導、ご協力を」と求めた。 そして「これをもちまして、本日の会議を閉じ、第2回臨時会を閉会します」と淡々と述べ、市議からも拍手などはなく、ふだん通りに閉会し、昭和9年の市制施行から71年余り、三条市の審議機関としての歴史に幕を閉じた。
|
臨時会が閉会し、三条市71年の歴史とともに歩んだ市議会も幕を閉じ、新三条市の誕生を待つ
|
合併後の新三条市議会は、現三条市役所議場で開く。議場は26議席しかなく、合併後1年間の在任特例で3市町村議員、合わせて60人がそっくり新三条市議の市議となるため、間もなく34議席を増設する工事に取りかかる。合併後の最初の市議会は、5月1日に開く臨時会で、議長と副議長などを決める。
|