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反日の影響で5/2の中国少年少女吹奏楽団来日中止(2005.4.25)
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三条市吹奏楽団は、5月2日に三条市中央公民館で「中国少年少女吹奏楽団、合唱団交流コンサート」を開く計画だったが、中国の反日運動の影響で中国側の出演団体が来日を中止したため、コンサートも中止した。 コンサートは、群馬県高崎市の吹奏楽団「からす川音楽集団」が中国少年少女吹奏楽団を招いて地元でコンサートを開くのにあわせて親交のある三条市吹奏楽団にも同様のコンサートの開催を打診。それを受けて三条市吹奏楽団でも新三条市誕生を祝い、7・13水害復興の激励を兼ねてコンサートを企画した。
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広東省の広州市や恵州市周辺
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中国からは、小学生で構成する上海市の東川路小学管楽団(吹奏楽)、それぞれ広東省の広州朝天小学芸術団(吹奏楽など)と成人で構成する恵州電視台金音芸術団(合唱)の3団体が出演、小学生など160人が出演の計画だったが、少なくともそのうち2団体が来日を中止したと児玉健一からす川音楽集団団長から三条市吹奏楽団に連絡があり、三条市吹奏楽団はコンサートの中止を決定。それを受けて三条市は25日、コンサートの中止を発表した。
三条市によると、中国側の保護者らが中国の反日運動の影響で子どもを日本へ送るのを心配して中止したとのこと。日本国内でも中国大使館にカミソリや銃弾が届く嫌がらせが相次いでおり、出演団体のある広東省や上海市は反日デモが活発な地域でもある。
コンサートの整理券約550枚は、すべて配布ずみだった。コンサートのプログラムも決まって三条市吹奏楽団は練習を始めていた。また、コンサートが中止になったことで、行政の関係する新市誕生を祝うイベントの計画はなくなったが、三条市の担当課では、新市長が決まってから、式典などの行事の計画があるかもしれないとしている。
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