|
延長4.2kmのオオヤマザクラの桜並木の復活をと三条市合併記念植樹祭(2005.4.29)
|
|
|
延長4.2kmのオオヤマザクラの桜並木の復活をと、三条市の市民団体、ノジコの会(関根伊知朗会長・会員19人)と環境パートナーシップ会議さんじょうは、29日午前9時から道心坂一般廃棄物最終処分場わきの林道で三条市合併記念植樹祭を行い、100本のオオヤマザクラの苗木を植えた。
|
29日、雨降る中で行われた三条市合併記念植樹祭
|
植樹祭には、会員と市民約25人が参加。参加者は雨具に長靴で約4.2kmある林道を半分くらいまで登りながら、2時間近くかけて、高さ1.5mの苗木100本を植えた。
|
30年余り前に三条市内の篤志家が植えたオオヤマザクラは満開から散り始め。
|
オオヤマザクラの花はソメイヨシノよりひと回り大きく、ピンク色が少し濃い。開花は一週間ほど遅く、せっかく咲いた花も朝からの雨でほとんど散ってしまったが、辺りは濡れた新緑がひときわ映え、ウグイスのさえずりも響く春の自然のなかで、来春の開花に期待して植樹に精を出していた。
ノジコの会は、緑豊かなうるおいの町をつくろうと5年前に発足。須頃郷第1公園にブナを植樹したり、巨樹巨木調査を行ったりと、三条市を中心に活動しおり、サクラの植樹は一昨年に始め、今回で4回目。毎回50本余りを植えていたが、今回は三条市の合併を記念して2倍の100本を植えることにし、会員でない市民にも参加を呼びかけた。
|
ソメイヨシノより鮮やかなピンク色のオオヤマザクラの花
|
植樹した林道は、三条市と下田村をまたぐ。30年余り前に三条市内に住む篤志家が、1,000本のオオヤマザクラを植えたが、今は90歳を過ぎて植えたサクラを管理する人はなく、木は枯れて半分ほどに減った。
その話を聞いた関根会長が、1,000本の桜並木を復活させようと地権者の了解を得て同会で植樹や間伐を行っている。桜並木が完成すれば、青森県岩木町の20km、北海道静内町の7kmについで日本で3番目に長いオオヤマザクラの桜並木となる。
|