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「新潟県南蒲原郡 下田村役場」の銘板を外し、「三条市役所 下田庁舎」に交換(2005.4.29)
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三条、栄、下田の3市町村合併がいよいよ2日後に迫った29日、下田村は役場正面玄関に掲げる「新潟県南蒲原郡 下田村役場」と刻んだ銘板をはずし、「三条市役所 下田庁舎」とある銘板に取り替える作業を行った。
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「新潟県南蒲原郡 下田村」の銘板のまわりのセメントを削り…
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バールでこじってはがし…
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取り外して慎重に…
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新しい「三条市役所 下田庁舎」の銘板を取りつけて完成
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下田村役場の銘板は、横45cm、縦150cm、重さ約30kgの黒御影石で、現庁舎が建設された昭和48年に正面玄関わきの打ちっ放しのコンクリートの柱に設置。以来30年余り、役場を訪れる村民を見守ってきたが、合併を前に役目を終えることになった。 午前8時半ころから、新しい銘板の製作を依頼した新潟市の業者2人が取り替え作業を行った。サンダーという小型の電気ノコギリのような道具で銘板のまわりのセメントを切り、バールで縁を押し出して20分足らずで取り外した。接着力が強いと銘板が割れる恐れがあったが、「思ったより簡単にはずれた」と業者。 このあと、同じサイズで、同じく黒御影石に「三条市役所 下田庁舎」と彫った新しい銘板の裏に石材用のボンドをつけ、同じ場所にはめ込んだ。ボンドが完全に固まるまで2日ほどかかるため、数カ所にセメントを塗って固定。新銘板の設置は工事費を含めて185,000円。
引っ越し作業で正面玄関を通る職員のなかには、玄関に立てかけた古い銘板に「あ、はずしたんだ」と気付く人もいたが、三条市役所との間を往復するトラックが次々と庁舎に横付けされて荷物の積み降ろしに忙しく、感傷に浸る暇はないようだった。
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